November 12, 2010
木と紙と古いもの展を終えて
風がふいて色づいた葉はカサカサ音を立てて揺れる
カラスは晩秋の日差しの中で寂しさを助長する。
水辺のハクセキレイの鳴き声はそのまま水に溶けていく。
落ち葉は鮮やかな色を帯びているが何故か、さびしい。
反対に緑の葉は何故生き生きして見えているのだろう?
色だけでいえば、緑よりも赤や黄の方が活力があるように感じるのに・・・。
色の持つ不思議と
命の持つ不思議。
今日、陽だまりの中に無数の小さなうす紫色の蝶が飛んでいた。
ここで亡くなった人の魂が蝶に化けて
ゆらゆらしているようだった。
いのちを伝えるものをつくること。
やさいく丁寧に作っていこうと「木と紙と古いもの展」を終えて感じていること。
(ハタノワタル)
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アーカイブ:2010「木と紙と古いもの展」
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