March 12, 2012

丹波篠山雲部について

*初めての方はこちらからお読みください。

*モノノートMによる取材後記<Part1>はこちらから。

* * *


こんにちは!モノノートMです!

今回は会場となる旧雲部小学校がある「丹波篠山雲部」について

ご紹介したいと思います!


篠山を活動の拠点とするモノノート代表の吉成佳泰が

今回はMに代わってレポートいたします〜!

それではご覧ください。


モノノートM

* * *




雲部とは昔の王族の墓と謂われている車塚古墳や、

もみじの名所として知られている洞光寺などの名所があり、

谷あい山合いの9つの集落から成り立っている地域です。












僕が雲部という場所とめぐり合ったのは今から2年前。

篠山市の職員から、

これからの20年、30年を雲部の住人と一緒になって、

「地域の進むべき道をみつけてくれないか?」と、誘いがあり、

おじいちゃん、おばあちゃん達と夜の集会で初めて出会いました。


篠山は閉鎖的なところもあるので、

他所から来ている僕には初めは心を許してくれないかなーと、

不安も持っていたのですが、初めから親しみやすい人が多いせいか

和気藹々としていて、逆に僕の方が驚きました。



その当時から雲部小学校はすでに廃校になっていて、地域の方は

「今後どのように使っていくのかわからない。

子供たちの声の聞こえない建物を寂しい目で見ている」

と語ってくれました。




そして、僕らが携り始めてまもなく、一件のお見合い話がありました。

都市部から学校を使いたいという方が来られ、

トントンと話がすすみ、中には反対する人もいましたが、

地域の皆さんは寂しい田舎に新たな住人が来るのを喜んでくれました。




暫くしてからのこと、

突然、学校を使うのを辞めたいという申し出が入ったのです。

おじいちゃん、おばあちゃん達は心を閉ざし、怒りも落胆も同時にありました。



「子供たちの声を聞きたい。教室に明かりを灯したい。」



初めに話してくれたその言葉は嘘ではないと僕は思っていましたが、

当時はやはり元気はなくなっていました。


ですが、今、約1年間かけて、少しずつ

雲部はまた動き出そうとしています!

そこに行きつくまでは、いろんな方の協力と、

地元の人達の踏ん張りがありました。



木と紙と土展の会期中は、野菜の少ない時期ではありますが、

皆で色んな野菜を集めて持ってきてくださっています。



単純に

田舎ならではの出来ることをするではなく、

この場所だから出来ることをする”こと。


人として良いもの・良いことを取り入れるチャレンジをしている姿は、

きっと皆さんが素にかえるきっかけになるのではと期待しています。


皆さま、ぜひこの機会に雲部にお越しくださいませ!


(写真は雲部の古墳)


モノノート代表 吉成佳泰


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