November 6, 2010

風に化ける





先週に打って変わって、毎日信じられないくらいの青空を見せてくれる
「木と紙と古いもの展」「土にむかうひとびと」

いよいよ明日で最終日となりました。

毎日、会場をチェックしながら
展示の変更。
最終日はより緊張感を持たせた展示にしようと
本日の展示終了後、
大幅に展示内容を変えてみました。
(写真は変更前です)

今回の「木と紙と古いもの展」「土にむかうひとびと」は
遠方、近郊から多くの方に来ていただき
また、行政の方々の来場も多く、
何か新しい流れをつかんでいるように感じます。
だからこそ、モノをつくり、表現をしていく者として
そぎ落として伝えたいことをより明解にしていく必要性を感じます。




私の追いかける言葉に
「必然こそ最も美しい」
という言葉があります。
今この時代だからこそ
生まれてくるメッセージを伝えたい思いです。
 
「時間がつくるものに風化というものがあります。
 風に化ける…と書きます。
 この上ない自由と美しさを含んだ現象。
 私たちがつくるものは風に化けることができるのでしょうか?」

このテーマを考える時
風化とは、人の手や愛情がずっと注がれてきたからこそ
生まれてくるものなのかもしれない。
という結論になりました。
モノの風化
思考の風化
記憶の風化
感じにきてください。





*最終日はインド古典音楽の演奏会があります。
 紀元前の聖典ヴェーダを起源に、現在まで口承で伝えられてきたインド古典音楽。
 その時と場の即興性を重視し、永遠に進化し続ける古くて新しい音楽です。
 時空をも超える音楽が持つ力を、共有しあいたいと願っています。
 18:00〜
 シタール:吉田こうき タブラ:松本晃祐




*土にむかうひとびとは
竹松うどん店、あじき堂のお蕎麦、きらり上林のマクロスイーツ、
土恋処農園のランチと野菜、まぃまぃ堂の珈琲とお菓子。




(ハタノワタル)







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