清水さんと出会ったのは
12年ほど前
京都で個展して搬出した時
同じ会場で次に展示をしたのが清水善行さん
その時は名前も聞かず
でも、器を何故か頂いた。
その後8年ほど経った。
富井貴志君が工房びらきをすると言うので
京都の南の端
南山城の童仙房に行ったときのこと
清水善行さんに偶然出会った。
「あれ?」
と言う感覚。。。
それから、いろんなところで出会うようになった。
清水さんに会うといつも笑顔で
何故かおいしそうなものを食べた時の
喜びの笑顔。
なので、今回の展覧会では
お断りをして
「おむすびのようなおっちゃん」
とさせていただきました。
木と紙と土展はシリーズで3回目
第1回は「木と石と紙展」
第2回は「木と紙と古いもの展」
でも本当ははじめから日本の素材の代表である「木と紙と土展」をしたかった。
けれど、何故か綾部で素材をテーマとして
きちんとコンセプトを持って展覧会をするとき
ピンと来る人が思い当たらなかった。
何か、強い意志を感じてどことなくやさしい器。
ある日、うちの息子が清水さんの器でごはんを食べていた。
わりとごっつい器でしたが
なんともぴったりで
なんともやさしい雰囲気
早速、清水さんに連絡をし
今年のテーマ「やさしい形」のこと
過去2回の展覧会のこと等々伝え
参加していただけるようお願いをした。
清水さんの器は素朴な強さが宿っている。
安定感があり
その安定感は逆に緊張感を作り出す。
ごはんを頂くとき、「頂きます」と言いたくなり
食べ終わった後「ごちそうさま」と言いたくなる
手を合わせたくなるのだ
そして、おいしかったの笑顔がこぼれる
しっかりと焼きしめられた、少々のことでは壊れない器に
今日のご馳走を任せたくなります。
(ハタノワタル)
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