*モノノートMによる取材後記<Part1>はこちらから。
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童仙房は明治初期に開拓された地域。
アメリカの万国博覧会に「童仙房焼」が出品されたがきっかけで、一躍有名になったそうだ。
しかし清水さん曰く、童仙房焼きがあったのはここに来てから知ったという。
毛利「清水さんはどうしてここの土地に来られたんですか?」
清水「僕はもともと田舎暮らしがしたかったわけではなくて、薪で焼き物をしたかったんです。それには煙を大量に出せて、粘土質の豊富な土があるかっていう条件が必要だったので、必然的に田舎暮らしをしているわけです。」
毛利「なるほど。ちなみに、食料調達はどうされているんですか?」
清水「基本的にはここで採れた野菜などを食べていますが、生計を立てているのが焼き物一本なので、作品が売れないときは、正直言って苦しい時期もありました。そういう時はご近所の方から、獲ってこられた猪の肉を分けてもらいましたね。」
のばら「あと、山を下りると南山城で採れた野菜の直売店もあって、そこでも購入してますよ。スーパーに行くとなると、30分以上もかかるんです。」
毛利「それじゃあ、地産地消をされているわけですね。いいですね!」
のばら「うん、でもこの人は元々ジャンキーなものも好きだから、前はたまにマクドナルドのハンバーガーも買って食べてたんですよ。でも今では殆ど食べないよねぇ。」
―横でうなずく清水さん。
感動とはこういうものか!!!
というくらい、とにかく美味しかった!!
こだわりの逸品である。
「宿福の梅ばなし/著者:乗松祥子」をもとに漬けられたもの。
梅は取寄せ、シソは童仙房産。
少しおすそ分けで頂いたのだが、これがまた美味しいのなんの!
清水さんの器はとてもやわらかくて、温かみがある。
こういった日本人としての食が基盤になっているからに違いない。
どんな人でも、やはり食が基本だと思った。
毛利「清水さんは地域興しもされているとお聞きしましたが、どういったことをされているんですか?」
清水「いや地域興しって言うと少し違うんですが、僕がやっているのは『山ノ上 マーケット』の企画・運営です。」
のばら「これはね、3年前にここに住んでる木工作家の友だちと企画して始めたもので、出店してくれる人も実行委員の友だちの友だちまでという風に限定してるんです。その方が顔なじみでやりやすいし、楽しいということもあって始めたものが、今ではおかげさまで毎年大盛況で。」
毛利「おお!それは今年も開催されますか?」
清水「えぇっと、8月25日ですね。シャトルバスも出てるから、比較的来やすいと思います。」
毛利「わぁ!行きます!楽しそう!!」
清水「ぜひ。それと、やっぱりその土地に越してきたからには、そこの人たちとの関わりがあって、僕はその中で自分のできることをやっているだけです。それが今ではこういった形になったのではないかなと思っています。」
これが昨年の「山ノ上マーケット」のお知らせ。
http://konotami.zashiki.com/yamanoue11.html
清水善行オフィシャルホームページではその会議の様子も。
今年も開催されるという童仙房の「山ノ上 マーケット」
木と紙と土展だけでなく、こちらも見逃せないっ!
清水家の庭の柿の木が立派。
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