October 28, 2010


「木と紙と古いもの展・時間のつくるもの」のための紙。
国産三椏と楮で漉いた紙に着色。(ソーダー灰処理・天日干し)

うっすら柿渋を引いてあるので、
時間とともに色が変色していきます。
紙もパリりとして、ちょっと緊張感があります。


この紙で封筒も作る予定。
間に合うかな?



定番になっているポストカードは
渋めの色で染めています。
でも、秋ですね。
急に寒くなると
紅葉の色が頭に浮かぶ。
残り数日は秋色の紙を作ろう。







季節によって呼んでくれる色がある。
秋なら、からし色とか山吹、深紅。
冬なら白と湿気を帯びた木の黒。
妙に波長が合う。

毎年、求める色に季節色が強くなるのは
四季折々を体感し続けて残ってくる色だからかな?
記憶も風になっていく過程で感じる生命力のようなものなのかな?


若い頃は季節にかかわらず
コバルトグリーンペール(マツダスーパー製)という色が好きだった。



(ハタノワタル)



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